重量センサーシステム(JSS)・し尿分離システム(SBS)
特許第4671407号
JSS(重量センサーシステム)とSBS(し尿分離システム)を併用することにより、し尿分離を自動制御するシステムです。
自己処理型のバイオトイレは、水を使わずに処理槽の中のバクテリアでし尿を微生物処理しています。周囲の環境に負荷をかけない優れた商品ですが、処理槽の大きさにより使用制限があり、また、1年に何回か処理槽の中の菌床(おが粉等)を取り替えなければ発酵分解能力が落ちて悪臭が発生し使用できなくなるという欠点がありました。
弊社のバイオトイレ「バイオR21」は、この欠点を克服しました。従来のバイオトイレは、菌床に含まれる自然のバクテリアに発酵分解を頼っていましたが、信州大学農学部との共同開発による好気性バクテリア(特許第4105563号)を初期投入することで微生物処理能力を高め、使用制限内であれば菌床の交換を不要にしました。更に、JSS(重量センサーシステム)とSBS(し尿分離システム)を開発し、使用制限を超えた急激な使用量の増加にも対応できるようになりました。
尿専用タンクに分離された尿は、使用が少ないときに処理槽に戻して蒸発させるか、エコロジカルサニテーションの思想に基づき、2〜5倍に水で希釈して優良な液肥として利用します。尿内有価物分離装置で、有価物(栄養素)のみを取り出すことも可能です。
制御回路関係
処理槽下のロードセルで荷重を計測し指示系に使用量を表示します。数値の設定により、電動三方弁の回転、パトライトの点灯・消灯が行われます。また、水分の調整が使用状況に応じて対応できます。JSSのみと、JSS・SBS併用で仕様が異なります。
雨水利用尿回収システム
有機物の部生物処理の条件は、温度・酸素・水分のバランスが大切です。JSS(重量センサーシステム)・SBS(し尿分離システム)を併用することで雨水手洗装置内からの雨水を自動で管理します。
*冬季は雨水を払うため、二方弁は閉鎖となります。