セパレート便器
特許第4515962号 意匠第1507127号
排泄物から尿のみ分離可能な便器です。
これまで日本にはし尿分離ができるセパレート便器がほとんどありませんでした。その理由は、現在日本では、下水道や合併浄化槽を使用することが条例で決められている地域が多く、大便と小便は混ぜて水洗で処理することが、衛生的で理想とされているからです。しかし、それは水資源が豊富で、経済的にもある程度恵まれ狭い土地に多くの人間が生活しているから実現できていることです。世界に目を向ければもっと厳しい自然の中で、地球環境に負荷をかけないで生活している人々が多数いるのです。
し尿を分離し、安全な形で大地に返して植物が活用するという考え方が世界中で始まっています。それがエコロジカルサニテーションです。その点で日本は非常に遅れています。地球環境に逆らわない資源循環型社会を目指して、できることから行動することが大切です。
この便器が開発されるまでは、スウェーデン製の便器を輸入して利用していましたが、床下にピットが必要でした。便器を処理槽に直接取り付けることでピットが不要となり工事費の削減にもなります。また、この便器を使用することで、災害・多目的仕様の移動可能な自己処理型バイオトイレMDBRは、災害時や回数が読めないイベントなど、一度に多くの使用がある場合も使用制限を気にせず使用していただけます。
大央製 セパレート便器暖房便座仕様 色見本
便器のカラーは、ホワイト・アイボリーの2色から、お選び頂けます。